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「ぼくは死んでいる」を読んだ。

 2005-11-23

フィリプ・ベッソン, 稲松 三千野 / 早川書房(2005/09/09)
Amazonランキング:位
Amazonおすすめ度:


フィリップ・ベッソンの「ぼくは死んでいる」を読んだ。正味250ページにもいかないこの小説はハヤカワミステリ文庫の一冊なのだが実はミステリではない。帯には「愛と友情と裏切りのサスペンス」と紹介されているがはたしてサスペンスなのか・・・。死んでいる「ぼく」ことルーカが自らの状態を写実的に語っているのがこの作品の売りといえば売りなのだろうがそれがうまく生かされていないような気がする。「死体の口をかりて自らの死を語ればどんな小説が書けるのだろう」と思いついて書き始めたはいいが後の展開はそのアイデアをうまく生かしきれておらず世界が急速にしぼんでいくような気がした。生前の友人(レオ、アンナ)の語りで肉づけを図っているがこれも成功しているとは言い難く、またルーカが川岸で死んでいたため刑事も登場してくるのだがこれもまたキャラクターとしての命が吹き込まれていない。「人と人の関係、死、喪失をテーマに作品を発表して」いることなのでなるほどそうかとも思うがもう少し掘り下げてもいいのではないか。何とも物足りない小説であった。フランスでは新刊が出ると平積みにされるほどの人気作家らしいのだが訳がその魅力を伝えきれていないのだろうか・・。
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