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『獣たちの庭園』を読んでみた

 2005-12-05

ジェフリー・ディーヴァー, 土屋 晃 / 文藝春秋(2005/09/02)
Amazonランキング:2,737位
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1936年、オリンピック開催に沸くベルリン。アメリカ選手団に混じって、ナチス高官暗殺の使命を帯びた一人の殺し屋がニューヨークから潜入するが、現地工作員と落ち合う際に誤って人を殺し、警察に追われる身となる。暗殺を果たし、無事に国外逃亡できるか……。「どんでん返し職人」ディーヴァーが初めて挑んだ歴史サスペンス。

ドイツ語ペラペラアメリカ人殺し屋ポール・シューマン、刑事コール、エルンストドイツ国内安定担当全権委員の追いつ追われつ追跡、逃亡の三日間がジェットコースター(速度はかなりゆっくりめだが)のように流れていく。シューマンのエルンストを暗殺できるかどうかがストーリーのメインで読みどころなのだが、ナチスドイツ統治下の庶民の戦々恐々とした日常生活がうまく描写されている。当局に目をつけられたら最悪収容所送りという当時の世相さもありなんという雰囲気が味わえる。しかしながら、どんでん返し作家ディーバーにしては実際の歴史に物語を展開させたせいかサプライズ度はかなり抑えめだった。エルンストの狂気さの描写もやや唐突、ご都合的な印象がしたが、シューマンのある行動がエルンストの正気を一瞬呼び覚まされるが国家社会主義下の異常な精神状態がすぐに狂気のフィルターに曇っていくところなどは興味深く読んだ。ディーバーは案外こういったことを訴えたかったのかもしれない。巻末の解説によると短編集の邦訳が年末にも出るらしい。これかな。いずれにしてもディーバーの新作が文庫本で読めるというのは(今作もそうだが)ポイント高い。これからもお願いします>文藝春秋さん。



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